投資スタイルの重要性
投資を行う際に投資スタイルを決めましょう。なぜ投資スタイルを決めなければいけないのかというと、世の中で取引されている不動産というのは、数えきれないほど存在しています。
投資スタイルなしにそれらに向き合えば時間がいくらあっても足りませんし、必要な知識や情報量も膨大になってしまいます。投資スタイルを決めることにより、そのスタイルに合った投資先のみに集中する事が出来ます。経験を積み少しづつ幅を広げていくことは可能ですので、時間をかけてじっくり取り組みましょう。これは、不動産投資以外の全ての投資案件に共通する考え方です。
まず、自身の自己資金や性格、将来の目標などを分析し、それにもっとも適した投資スタイルを決定するところがスタートです。
投資判断基準を持つ重要性
投資判断基準を持つことで、様々な物件に目移りをしてしまい判断に迷ってしまう事や、誤った決断を下し後悔をしてしまう可能性が低くなります。自身で決めた目標に向かい、最短で確実に近づいていくためにも投資判断基準が必要です。
何で投資判断を行えばいいのか?
①利回りで決める
利回りとは、投資額に対し年間でどのくらいの利益が見込めるのかを表した投資指標の事です。不動産投資に関しては、「表面利回り」ではなく、「実質利回り」を重視しましょう。
②積算価格で決める
積算評価は物件の担保力に大きく関わるもので、この積算評価で銀行の融資が決まります。積算評価も土地の評価と建物の評価があり、物件選定の際に土地だけの評価にするのか、建物も含めるのかによって選定は変わってきます。
③ROIで決める
ROIとは日本語で「投資利益率」になります。投資利益率とは、投資額に対してどのくらい効率的に利益を得ているのかを表すものです。
④ROEやCCRで決める
ROE(自己資本収益率)とCCR(出資利回り)はほとんど同じ意味で、投資した自己資金が何%で回っているのか判断する指標であり、投資の収益性を示すものです。
⑤DCRで決める
DCR(債務回収比率)は、投資の安全性を見る指標として用いられます。
このように投資判断を決める基準となるものは沢山あります。しっかりと何を基準にし投資判断を行うのか決めることで、沢山あるこれらの指標にも惑わされず投資決断を行う事が出来ます。自身が納得いく投資を行うには多くの知識と情報が必要になります。
少しずつ経験と知識を蓄え、投資を行い資産運用を成功に導きましょう。