2017/12/21 最終更新日:2017/12/26

独身の老後資金の必要額っていくらぐらい?

日本人の平均寿命

日本は世界的に見ても平均寿命が長く、男女ともに香港に次いで世界2位です。2017年厚生労働省の発表によると、男性の平均寿命が男性80・98歳、女性87・14歳となりました。これまでの平均寿命の過去最高を更新しました。


前年と比べ男性で0・23歳延び、女性で0・15歳延びました。男性は前年の4位から順位を上げました。このように、現在でも平均寿命は延び続けており、これからも伸びる余地を残しており老後の時間はますます伸びていくと考えられます。
現役を何歳までにするのかという定義が今後変化する可能性もありますし、それに伴い年金の支給額や年金の支給年齢も変わっていくと予想されています。

 

定年退職後必要な老後資金

60歳で定年退職し、平均寿命までに必要になる資金は男性で約3600万円、女性で約4600万円必要とされています。この金額というのは、生活をするための金額で、医療費やその他の出費は計算に入っていません。
老後を快適に楽しく過ごすことを考えたら、この金額の倍の金額でも足りないかもしれません。
日本には年金制度がありますが、支給金額が低いと言わざるを得ません。国民年金を20歳から60歳まで納め、65歳から支給開始平均寿命まで受給した際の支給額は、男性で約1250万円、女性で約1700万円ほどです。老後の平均寿命までに必要になる生活資金の半分にもなりません。
厚生年金を、20歳から60歳まで納めたとしても、受給額は男性で約2800万円、女性で約3900万円です。国民年金のみの場合に比べ、金額は増えましたがそれでも足りません。日本の年金制度のみで、老後平均寿命まで快適に暮らしていくというのは不可能ということです。

 

老後を快適に暮らしていくために

老後を快適に平均寿命まで暮らしていくには、かなりの金額の資産がなければいけません。そのためには、現役時に老後資金を貯めておくか、60歳以降も収入を得ていかなければ、快適に暮らしていくのは難しいでしょう。現役時に、資産を貯めていけるほどの収入がある人は可能でしょうが、全ての方々がそういう訳ではありません。
しかし、少額でも少しずつ長期間に渡り貯蓄を積み立て続けるのはとても大事な事です。積み立てた分老後の生活に余裕が出ますし、働き続けなければいけなくなったとしても、貯蓄がある分働かなくて済みます。いかなる状況だったとしても、老後の生活のための取り組みは行わなければいけません。

 

 

 

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