どういったファンドなのか?
このファンドは、日本を含む先進国や新興国など全世界の株式にファンドオブファンズ形式で投資できるアクティブファンドです。
参考指数として、MSCIオールカントリー・ワールド・インデックスを目指し、ここを上回る運用を目指しているようです。
セゾン投信はこの資産形成の達人ファンドの他、世界の株式や債券に50:50で投資を行うインデックス型のバランスファンドがあります。
ファンドのスタンスとして、その時々に応じて組み入れファンドそのものや比率を変えながら長期に運用していくというものの様です。
運用成績自体も素晴らしいものがあり、MSCIオールカントリー・ワールド・インデックスを参考指数に、これを上回る運用成績を収め続けています。
長期投資家の信頼が厚いファンドです。
4年連続でR&Iファンド大賞で最優秀ファンド賞を受賞しており、その他にも様々な受賞歴を誇ることなどからも、その優秀さがうかがえます。
アクティブファンドとは?
投資信託には、インデックスファンドという日経平均株価やTOPIXなどの市場の平均指標と同じような動きを目指すものですが、アクティブファンドは、様々な運用方針に従い市場の平均以上の利益を出そうとするものです。
アクティブファンドには、これから成長などが見込める銘柄に投資する「グロースファンド」、株価と企業の指標を比較して、割安という判断される銘柄に投資を行う「バリューファンド」、特定の業種の銘柄ばかりを集めた「セクターファンド」などもアクティブファンドです。
アクティブファンドの特徴としては、インデックスファンドに比べて信託報酬が高くなっています。
なぜ高くなるのかというと、インデックスファンドとは違いアクティブファンドは、ファンドに組み込む銘柄を調査した上で作られるので、その分コストが上乗せされるので高くなるようです。
ファンド・オブ・ファンズ形式とは?
投資信託の中の商品の1つで、別名「投資信託の投資信託」とも呼ばれている、特殊な投資を行っている投資信託です。
一般的な投資信託は、株式や債券や外貨などを投資対象としていますが、ファンド・オブ・ファンズは、投資信託に投資を行います。
そういった事から、ファンド・オブ・ファンズは投資信託でもあるのですが、その投資対象も投資信託という珍しい投資信託なのです。
ファンド・オブ・ファンズのメリットは、何といっても分散投資にあります。
投資信託自体が分散投資なのですから、分散投資を投資信託に行うファンド・オブ・ファンズのその効果は絶大です。
ただの分散投資以上に、リスクは限りなく低くなります。
投資対象も日本に限らず外国のファンドも投資対象になるので、グローバルな規模で投資を行うのも特徴です。
そんなファンド・オブ・ファンズにも、デメリットはあります。
ファンド・オブ・ファンズのデメリットは、「投資信託の投資信託」でわかる様に、投資信託を二度通しているので手数料が高いというのが挙げられます。
セゾン資産形成の達人ファンドの特色
日本はもちろんの事、海外の株式に幅広く分散投資を行っており、株式市場に有望な投資先が無いと判断すれば、債券などにも柔軟に投資を行っているようです。
セゾン資産形成の達人ファンドに投資することで、30か国以上の国の厳選された約500もの企業の株式に分散投資を行うのと同じ効果が期待できると言われています。
それぞれの地域に強みなどを持っている、ファンドへ投資を行っているのですが、安全性と長期的な収益力を基準に選別投資を行うファンドへの投資を行っています。
長期的な資産形成に適したファンドを目指しており、短期的な市場動向には左右されません。
セゾン資産形成の達人ファンドのリスク
①元本保証がない
株式や債券など値動きがあるものに投資を行う以上、値下がりしてしまえば元本割れしてしまう事もあります。
②価格変動のリスク
セゾン資産形成の達人ファンドでは、株式や債券を主な投資対象としているため、株式は、企業の活動や業績、市場経済など様々な影響を受けて変動します。
債券は、市場金利の影響などを受け変動します。
③カントリーリスク
投資信託証券の投資を通じて海外の金融や証券市場に投資を行うため、その国の政治状況や経済状況などの影響を受けます。
大きな混乱などが起きた場合、その影響により大きな損失になる可能性があります。
④流動性のリスク
有価証券などを購入または売却しようとする際、十分な需要が無い時など思う様に取引が進まない可能性があります。
アクティブファンドにも様々なものが存在する
基本的にセゾン資産形成の達人ファンドのようなアクティブファンドは、コストが高くなるため手数料が高くなりがちなのですが、アクティブファンドの中には手数料がそれほど高くないものも登場しています。
ファンド・オブ・ファンズ形式だと、投資信託を二回通るという形式上、手数料が高くなってしまいますが、ファンド・オブ・ファンズ形式にこだわらないのであれば、アクティブファンドでも手数料が低いのもあります。
手数料や信託報酬の高さをどう判断するかは、様々な見解があるとは思いますが、一つの有効な投資先であることは間違いありません。