サラリーマンは基本的に忙しい
世界が認める日本人の勤勉さ、実際のところはどうなのでしょう。
私たちの生活を支えてくれている人たちの事を見てみると、朝早くから新聞配達をされている方がいらっしゃったり、夜の遅い時間まで荷物の配送、配達を行っていたりと、一日中誰かは働いています。
これは日本が経済発展を遂げており、それだけの数の仕事が存在するという、ある意味ありがたい事ではあるのですが、しかし日本人は忙しく働いています。
日本人は世界の人々と比べて働き者であるのは真実ではあるのですが、世界各国の人々はどのくらい働いているものなのでしょうか。
まず日本人の平均労働時間ですが、2013年のデータによると労働者全体のひと月の平均労働時間は145.5時間となっております。
これにはパートやアルバイトなどの方々の労働時間も含まれています。
パートやアルバイトなどといった短時間労働者の方々に限ると、年間の平均労働時間1093時間、ひと月平均の労働時間91時間となります。サラリーマンなどの一般労働者の年間の平均労働時間は2018時間、ひと月平均の労働時間は168時間となっています。
労働者全体の年間の平均労働時間は1746時間で、ひと月の労働日数を20日で計算すると、一日平均7.2時間働いていることになります。
短時間労働者の一日の平均労働時間が4.55時間で、一般労働者の一日の平均労働時間が8.4時間となっています。このことからもサラリーマンなどの一般労働者が長い時間働いている事がわかります。
世界の労働時間
日本と比べて世界各国の労働時間はどうなっているのでしょう。
まず世界の労働時間の長さのランキングを見てみると日本は世界で15位のようです。
意外にもベストテンにさえ入っていません。
アメリカも年間の平均労働時間は1790時間と日本より長い時間人々は働いています。一日の平均労働時間は7.45時間になっています。
それに対し、イギリスは年間の平均労働時間は1654時間と日本よりも短く、一日の平均労働時間は6.89時間と日本よりも労働時間は短いようです。
フランス年間の平均労働時間は1479時間とイギリスよりさらに短い労働時間で、一日の平均労働時間は6.16時間になっています。
ヨーロッパの国々は労働時間が他の諸外国より短い国が多い傾向があり、ドイツなどの年間の平均労働時間は1397時間とさらに短い労働時間で、一日の平均労働時間は5.82時間になっています。
最も労働時間が短い国はオランダで、年間の平均労働時間は1381時間で、一日の平均労働時間は5.75時間になっています。
これらの国々とは逆に労働時間が最も長い国はメキシコで、年間の平均労働時間は2226時間とオランダと比べると1000時間近くも多く、一日の平均労働時間は9.27時間になっています。
日本のお隣の国でもある韓国も労働時間が長い国で、年間の平均労働時間は2090時間で、一日の平均労働時間は8.7時間になっています。
日本と比べても韓国の方が一日の平均で1時間以上も長く働いています。
時間効率がいい資産形成とは
日本の労働時間が世界で15位とはいえ、1日の約三分の一を労働に費やしているという事実には変わりなく、これに通勤時間や準備、休憩などを含めると仕事関係に費やしている時間は10時間を超えてきます。
睡眠時間を考えたら一日の残っている時間はわずかしかありません。
そんな中投資を行う事を考えるならば、時間効率の良い投資を行うのが良いでしょう。
資産形成を行える時間というのは実質、就業後帰宅してから就寝までの数時間や、通勤時間、休憩時間などのわずかな時間を効率的に利用して行わなければいけないでしょう。
よって、早朝や深夜など時間に縛られることのない投資案件を選択しなければいけません。
もちろんインターネットなどを活用して、効率的に情報収集できるものが望ましいです。
サラリーマンが資産形成を行う上での注意点
どんな方でもいえる事なのですが、資産形成をするにあたって本業をおろそかにしないようにしなければいけません。
いかなる投資案件に投資を行うにしても投資にリスクは必ず存在します。
一時でも大きく利益を上げたとしても、本業をおろそかにしてはいけません。
投資で大きな利益を上げたとしても、同じくらいのリスクで同じくらいの損失が出てしまう可能性があるからです。
そういった事が起きてしまった場合、本業をおろそかにしてしまいクビになってしまっていたり、大きな利益が上がって会社を辞めてしまっていたりしたら、大変なことになってしまいます。
あくまでも本業という安定収入を得ながら、着実に資産形成を積み上げていくことが理想的です。投資は短期間ではなく長期的目線で行う事も成功の秘訣ですので、焦らず本業と両立させながら行いましょう。