2018/05/15 最終更新日:2019/11/13

ポートフォリオから始める資産形成

資産形成を始めるにあたり、手持ちの資金をどのように増していくのか、具体的な計画を立てるのはとても重要です。金融・投資における分野では、この計画をポートフォリオと呼び、投資をしていくうえでのリスク回避と共に確実な資産形成を行っていくうえでも大切な指標とすることができます。ポートフォリオとはどういったものなのか見ていきましょう。

■ポートフォリオは資産形成の設計図

一般的にポートフォリオというと、主にデザイン分野のクリエイター等が就職・転職を有利に進めていくうえで、自分をアピールしたい作品をひとまとめにした作品集といったイメージがありますが、金融・投資の分野では『投資の設計図』といった意味合いを持ちます。

例えば、一回の投資で大きな利益を出そうと考えた場合、ハイリターンを見込めると同時にハイリスクも併せて抱え込むことになり、ギャンブル的な投資となってしまうことは容易に想像できるのではないでしょうか。これを回避する手段として投資対象を絞り込まず、分散することで確実に利益を上げながら発生しうるリスクを最小限に抑える投資=分散投資を行うことの重要性も認識できるかと思いますが、この分散投資の内容を細かく検討・整理すること=投資の設計を考えることが金融・投資分野でのポートフォリオというわけです。

■資産形成には明確な到達目標の設定が重要

ポートフォリオで重要なのは、まず資産形成をする上での明確なゴール=達成目標を設定することとなります。この目標設定を実現化するために、

・どのくらいの資金が用意できるか?
・どのくらいの期間で達成するか?
・どういった金融・投資銘柄を選択するか?
・組み合わせる金融・投資銘柄の比率はどうするか?

等といったことを考慮する必要があり、どのように組み合わせていけば、目標を達成できるがどうかシミレーションすることこそ、ポートフォリオというわけです。

■臨機応変に見直すこともポイント

ホートフォリオを作るということは、金融・投資を行う際のリスクを可能な限り抑えつつ、効率よく資産形成をおこなう自分の投資資金にあった組み合わせを模索することを意味します。そのため、変化する投資環境に合わせて常に見直しをはかることも、目標達成を確実なものにするため必要となってきます。

■ポートフォリオ通じて学ぶ分散投資

こうやって見ていくと、ポートフォリオを作りそれに従って資産形成を進めるということは、結果として分散投資を学ぶということと理解できます。資産形成に向けて、あなたの資産をより有効に活用できるよう、ポートフォリオ作りからスタートしてみてはいかがでしようか。

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