2018/05/21 最終更新日:2018/05/20

不動産投資と元本保証の関係性

近年、20~30代で投資を始める方も増えている傾向にあります。誰だって、少しでも月々の収入や蓄えを増やしたいと考えますよね。自分も投資を始めてみようか・・・ でもどんなリスクがあるのだろう? よく聞く【不動産投資】の【元本保証】ってなに? 投資については、情報量も多く、ある程度の知識がないと難しく感じてしまい、疑問に思うことが多いと思います。今回は【不動産投資】と【元本保証】について、どういった関係性なのかお伝えしていきます。

■元本保証とは

投資を始めるとき、必ず元となる資金や預け金が必要となります。その元となるお金のことを【元本】といいます。【元本保証】とは、その金額や預け金を減らさない。という保証です。

【元本保証】という言葉は、正式な認可を得ている金融機関(銀行・証券会社など)が使います。時々、広告などで見かけると思いますが、認可されていない会社が使用し、投資をしたい人から資金を集めると、出資法によって違法とされており注意が必要です。

ただでさえリスクを伴うとされている【投資】。違法の会社で【元本保証】の制度を利用してしまい、もしその会社が摘発されたり、経営破綻してしまったら・・・そう考えると恐ろしいですね。

■安定感が魅力の不動産投資

様々な種類がある投資ですが、なぜ不動産投資が注目を集めるのか? それは他の投資よりも安定した収入が得られる可能性が高い投資であるからといえます。

投資した不動産物件への入居者が絶えなければ空室も出ないため、利益は発生やすいことや、本業があっても、副業として運営がしやすいといったメリットもあり、若い世代からも注目されています。

■不動産投資における元本保証に気を付けなければいけないワケ

ただ不動産投資をする上で、要注意なのが上記でお伝えした【元本保証】。不動産会社や投資会社の営業マンが

「元本保証があるので、損しないです。金利〇.〇%ですよ~安心してください。」

といった営業トークを使ってきたら要注意です!!
実は【元本保証】は、主に銀行の預金が対象となっており、不動産投資で元本保証というのは、存在しません。元本保証の言い換えで「家賃100%保証しますよ~」という言葉なんて怪しいと思ってください。

■元本保証に代わる不動産投資信託の【元本確保型】とはなにか?

上記でお伝えした通り、【不動産投資】での【元本保証】は存在しませんが、【不動産投資信託】での【元本確保型】といった投資方法があります。
不動産投資は安定感が高い点では魅力的な投資ですが、一方では多額の出費が発生しますし、そのため利益はマイナス方向へ振れた時の損失も大きく、リスクが大きい側面も併せ持っています。このため【元本確保型】では、あくまで元本の保証ではなく、元本を常に確保することを前提とした運用をしていく仕組みとし、不動産投資の安定を図る狙いがあります。

また、不動産投資信託の場合、出資金を低額で抑えることができ、複数の投資家からお金を集めて資産運用を行うため、単独で行う不動産投資よりも手軽に始められますし、リスクを最小限に抑えることも出来ます。ファンドによっては、優待を受けることが出来て、【不動産投資】よりも【不動産投資信託】はプラスな事が多いと考えていいでしょう。

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