2018/06/11 最終更新日:2018/06/09

老後資金はいつから準備するべきか

今や少子高齢化が進む現実に世の情報によると老後の資金には数千万円必要といったことが言われており不安を抱えている方は多いことでしょう。快適な老後を過ごすためにはどのくらいのお金が必要なのか、どのように備えるべきなのか?老後の資金準備について考えてみましょう。

■老後資金とは?

定年退職により、給与収入がなくなり年金生活となった場合に年金だけでは足りなくなった不足分を補うための生活費の準備が老後資金と言えるでしょう。

■老後の資金はいくら必要なのだろう?

ある生活保障に関する調査によると、夫婦2人がゆとりある老後生活を送るために必要と言われている金額は月平均約35万円で、60歳で退職して夫婦2人で20年間生活した場合には、合計で約7千万円の老後資金を準備する必要があると言えるようです。

独身では定年退職するまでに約に3、000万円、夫婦なら6、000万円ためることができればそれなりの生活は出来るだろうと言われています。この金額で65歳からの25年間、90歳まで生きるとした場合は月約12万円の年金をもらう事が出来るため、3000万円の貯金があれば、一人当たり月平均22万円の出費も可能であることになります。

■老後資金はいつから準備すると良いのか?

・早い時期から準備した場合
30歳から65歳までの35年間の準備期間で5,000万円を貯めると仮定します。

運用年利を0%と仮定すると:119,050円/月
運用年利を1%と仮定すると:99,030円/月
運用年利を3%と仮定すると:66,910円/月

早くから老後資金を準備すると、一月当たりの積立金額が軽減されます。
デメリットは、35年間の積立期間が、長引くと精神的、家計的にストレスが予想されます。

・遅い時期から準備する場合
60歳から65歳までの5年間で5,000万円を貯めると仮定します。

30歳から60歳までの積立負担はありません。収入を積立に回す必要がありませんので、自己投資に充てることもできます。家計的には余裕がある事が予想されますので、60歳から1,000万円ずつ5年間で5,000万円の積み立てができるということになりますが、60歳までには年収を1,000円+生活費も積み立てておく必要があります。

デメリットは60歳まで、1,000万円+生活費を稼げるようにしなければならないという事や、計画通りに進まなかった場合の老後資金の捻出の困難が予測されます。

■確実に老後資金を準備するために必要なこと

1. 家計の収支を把握する

「家計簿」をつける「現金出納帳」に記入し「何にいくらお金がかかっているか」を書き出し、お金の使い道を把握し、多く使っている箇所を自覚し、ムダな出費が減らす。

2. 先に貯金する
「先取り貯金」を実践することです。会社の「財形貯蓄」や、銀行の「自動積立」を活用して毎月一定の金額を先に貯蓄に回し、残りの金額でやりくりするようにする。

3. 明確な目標を立てる
明確な目標を持って「目的のためにいくらは貯める!」決めて預金すること。

4. ムダな出費を減らす
外食を控えて、お弁当を持参するなど節約に心がける。
女性の場合化粧品や美容院代、洋服代など美容関連を毎月使用する金額を決めておくなどして節約に配慮する。交際費にも予算や回数を決めておき、範囲内で参加するといいと思います。

5. 無理をしすぎない
貯金の目標を設定する際に、無理な貯金計画を立てず、明確な目標と意識を持って少しずつ着実に貯めていくことが大事です。

老後に備え今からできることを検討する際は、リスクキャリア株式会社までお問合せください。

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