お金というのは扱い方次第で、良くも悪くも生活に直結します。だからこそ、貯蓄をしようとなると中々思うようにできず、「使わないお金を増やす」という事に抵抗がでるのではないでしょうか。それは、甘えでもあり生活水準を守りたい思いでもあるのでしょう。よって、貯蓄の割合を知ることで「どのくらい貯蓄に回したらいいか」という第一歩をまず知ることからはじめませんか?
■貯蓄割合の目標の設定
それぞれの暮らしの中で貯蓄を考えたときに、独身なのか、既婚者なのかで貯蓄の割合というものが変わるものです。ですから、収入から絶対2割は貯蓄する!と自分を縛ることをまずやめましょう。それぞれにあった貯蓄のプランというのはあるはずですから、まずは無理をしないことが貯蓄を長続きするコツになります。
収入から貯蓄の割合をシンプルに考えると、だいたい1割~2割ほどは貯蓄に回した方が無難です。また、独身の場合だと実家住まいか1人暮らしなのかによって貯蓄額の割合というのも1割~4割と大きく変動しますので、自分の生活スタイルも考えて貯蓄に回すといいでしょう。
また、既婚者の場合には夫婦2人なのか子供がいるのかで貯蓄額の割合が変動します。子供が生まれた後では、出費が多く出てしまいますので、生まれる前にできるだけ貯蓄に回せるように工夫をしましょう。また、夫婦2人の場合には共働きなのか、そうでないのかで割合が変動しますので、貯蓄額の割合を1割~2割というのをベースに生活スタイルによって変動させるといいでしょう。
■生活の中で貯蓄を意識する
日本の社会は高齢化や年金の問題で、わたしたちの負担になることも増えていっています。この社会の流れの中で、キツキツに貯蓄をするといっても無理があるはずです。わたしたちに必要なのは自分の生活スタイルに合わせて「考える貯蓄」をすることといってもいいのではないでしょうか?考えて意識をすることで、今までのお金の流れを変えることができるはずです。まずは、義務ではなく自然とできるように貯蓄について意識をすることでしょう。
■貯蓄の置き場所を考えよう
社会で暮らしていれば、良いことも悪いこともあります。いろいろな行事に参加したり、また病気やケガ等で急な出費もあるはずです。このような浮き沈みある暮らしの中で、必要となるものがお金で、もしものために貯蓄をしておくことは必要なことなのです。
その貯蓄の仕方というのは、いろいろあり普段つかうものは「普通預金」で、すぐには使わないものは「定期預金・定期積立口座」とわけて使うのがいいでしょう。また、預けっぱなしのお金というものがあれば、見直しをして「資産運用に使う」というのが理想的ではないでしょうか。