これから将来に向けて資産を作りたいけど、どれが自分に向いている投資方法だろうか。ここでは有名な資産形成手段を比較しながら紹介していきましょう。
■株式
資産形成と聞いて最初に思い浮かぶのはなんといっても株でしょう。企業の株式を購入し上場の見込みがあれば株価が上がりいつでも売ることができます。企業特有の株主優待などもあり、特典を目当てに購入するのも面白いでしょう。ただし、株価は値動きが激しく業績(ファンダメンタル)の悪化により暴落する可能性もあります。
■FX
常に価値の変動する通貨に着目し取引をする投資のことをFX(外国為替証拠金取引)と呼びます。少ない金額からでも始めることができ、うまくいけば一気に多額の利益を生むことができるのが魅力です。しかし、非常に通貨価値の移り変わりが早く失敗したときの損失は計り知れないものがあるため株式以上に慎重なリスク回避策を講じる必要が出てきます。
FXはハイリターンではありますが、安定性に欠けるため万人にお勧めできるような資産形成手段とは呼べないでしょう。
■投資信託
お金を運用の専門家(ファンドマネージャー)に託し、株や債券などに投資・運用してもらう金融商品のことです。積み立てなら100円程度の少ない金額からでも気軽に始めることができ、プロが投資してくれるため広い分野の銘柄に分散投資してくれるため失敗のリスクがグッと下がります。ただし、国内の投資信託は販売買付手数料、管理手数料、解約手数料など手数料が海外に比べて高いため、取引の際は注意しなければなりません。
■不動産投資
不動産投資と株式の大きく違うところは、景気による価格変動が少ないところです。管理も貸賃管理会社に委託すれば運営の苦労から解放されますし、相続税対策や家族の住居として使えたりと、老後の資産形成に向いているといってよいでしょう。
不動産と聞くと元手となる資金が高くなかなか手を出しづらい印象がありますが、不動産投信(REIT)を利用すれば数万円程度の小口で投資することができます。REITとは投資家から集めた資金で不動産を取得して運用し、その物件から得られた家賃収入や売買益を投資家に分配する投資信託のことを言います。
「住む」ということに関しての不動産のメリットは失われてしまいますが、専門家による分散投資が行われ、税制優遇処置により利益の90%以上を分配するため安定感と収益率が両立しています。
■まとめ
資産形成を考えるうえで有名な投資方法を紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?どの手段も一長一短であり、甘い言葉に騙されず仕組みをよく勉強し安全性を確保してから投資に臨みましょう。もし資産形成でお悩みのことがありましたら、リスクキャリアまでお気軽にご連絡ください。