ギャンブルと言えばカジノや競輪・競馬・競艇などを想像します。買い目によって100円が億単位まで支払いがあるのです。ハリウッド映画にカジノで一攫千金を得て大金持ちになった物語がありました。さて、みなさんは仮想通貨についてどう捉えられているのでしょうか? 仮想通貨はギャンブルなのか見ていきましょう。
■投資の種類には
株式投資、債権投資、投資信託、個人確定拠出年金、FX(外国為替証拠金取引)、REIT(不動産投資信託)、ETF(上場投資信託)、日経225先物取引(日経225mini)などがあります。投資の対象となっている上記のものにははたして、ギャンブルと呼ばれているのでしょうか。仮想通貨も投資目的と言われていますが、価格の変動が0.07円だった価格が2017年に200万円にまで跳ね上がりました。約3000万倍近くの値上がりです。やはり数字だけみるとギャンブルと言わざるを得ません。しかし、仮想通貨の不正流出によって金融庁が認めた仮想通貨取引所を整備することによって、法的な取り決めが進んでいます。これによって、仮想通貨のイメージは、ギャンブルから投資の種類のひとつとして位置づけされることになります。
■仮想通貨の規制とは
仮想通貨の全ての取引のうち8割近くが証拠金取引で行われています。(決済時に損益がでた差額を受け渡しする差金決済します。この時に一定の金額を預けておく取引を証拠金取引という。)しかし、現状では、証拠金の額よりも20倍から25倍の取引が行われるために危険性を不安視する声が多くなってきました。仮想通貨の交換業の規制について有識者の間で仮想通貨がギャンブルではないかと指摘されて規制の運びとなっているようです。取引額の規模が2017年には56兆円オーバーとなっており法的な整備が必要となってきました。日本仮想通貨交換業協会の会長は過剰な投機は市場の混乱を招くことになると警告している。ここにも、仮想通貨がギャンブルになりかねないと問題視されているのです。
■金融庁の介入
金融庁は、仮想通貨に歯止めをかけることで金融や経済に安定を図ることができるため、ホワイトリストなどの法的な整備に取り組んでいます。取引業者の破綻などを防ぐために信託銀行に保護などを求めている。「仮想通貨が流出した際に、全額を補償する盗難保険を作るべきだ」などの提案もなされています。また、インサイダー取引の防止や、虚偽情報の操作などを監視して仮想通貨の取引の健全化を図っています。
仮想通貨は、流出問題によって大きな価格の変動で市場にもたらす影響が大きかったのですが、これによって金融庁の介入などもあって、ギャンブルから健全な投資対象へと変貌しようとしています。仮想通貨の扱いは不動産投資にも取り扱うこともできるので安定した投資にも流用可能な存在となってきています。
仮想通貨への投資に関するご相談は、リスクキャリア株式会社までご連絡ください。