投資に関するメディアなどでよく目にする資産形成と資産運用という二つの言葉。似ているようで異なる二つの言葉の意味の違いをご存知でしょうか。今回は基本に立ち返り、資産形成と資産運用の言葉の意味を学んでいきましょう。
■資産形成と資産運用の 違いとは?
資産形成とは、資産がほとんどない、ゼロの状態から資産を増やしていく事を言います。
具体的には、資産の額が1,000万円未満の段階をさすことが多いようです。対して、資産運用とは、既にある程度形成された資産を、減らさずに更に増やす為に動かす事を言います。
これから投資を始めようというみなさん! 皆さんは今、資産形成の段階でしょうか? それとも資産運用の段階でしょうか?
・ある程度、預金が貯まる迄、投資に興味がなかった。
・親から遺産を相続した
・宝くじに当選した(!)
このようなケースに該当しない限り、ほとんどの方は投資を始める際には、資産形成の段階から始める事になります。
■なぜ、二つに分ける必要があるの?
なぜ、資産形成と資産運用の二つの段階に」分ける必要があるのでしょうか? その一番大きな理由は、資産形成の段階でやるべき事と、資産運用の段階にやるべき事が、異なっているからなのです。
■資産形成の段階で行うべきこと
1.まずは収入を増やす。
まずは、資産運用開始の目安とされる貯蓄額1,000万円を目指して、収入を増やしましょう。収入を増やす方法としては、
・職場で担当する仕事を増やす。
・出勤日数や労働時間を増やす。
などがあげられます。今働いている職場で昇給が見込めない場合は、より報酬の高い職場へ転職をするというのも一つの手段です。但し、転職にはリスクも伴います。再就職までの期間は無収入の状態になる為、くれぐれも慌てて決断することの無い様留意しましょう。
2.支出を減らす。
投資に回す資金を貯める為に、支出を減らすことも大事です。
・食費を抑える。
これは別に、食事を抜いたり、食べる量を減らすということではありません。
一週間に必要な食材を、スーパーマーケットやディスカウントストアでまとめ買いする。これだけでも、大幅な食費の削減になるので、実践してみると驚くことでしょう。
・コンビニには立ち寄らない。
コンビニエンスストアはどこにでもあり、つい立ち寄ってしまいがちです。何でもそろっている反面、スーパーマーケットやディスカウントストアに比べて、何でも少しずつ高いのです。コンビニに立ち寄らない習慣を身につけましょう。
次に、資産運用の段階で行うべきことを見て行きましょう。
■資産運用の段階で行うべき事
資産運用では、既にある資産を目減りさせない投資を行うことが重要になります。ローリスクの投資の代表格には下記の様なものがあります。
・国内金融機関への預貯金
国内金融機関への預貯金は、1,000万円の元本+その利息までは保証されるため、最もリスクの低い投資といえます。しかし、現在の日本では、預貯金に付く利息は微々たるものです。
・不動産
不動産には、下記の特徴があります。価値がゼロになるケースが極稀である。資産価値が下がっても、すぐに家賃が下がるわけではない。これらのことから、不動産投資は数ある投資の中でもローリスクな投資ということができるでしょう。
■まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、資産形成と資産運用の違いを中心に、その代表的な方法をごくごく簡単にご紹介しました。興味が湧きましたでしょうか?
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