ある調査によると、50代の平均貯蓄額は1,113万円、中央値は400万円で貯蓄がない世帯も31.8%あります。今回は50代からの貯蓄について調べていきましょう。
■50代最後のチャンス!
子供の教育費や住宅購入と40代から50代までは貯蓄額も減る時期でもあります。子供の教育費などが一段落すれば家計の出費も減り貯蓄を考えるようになります。定年までに貯蓄する最後のチャンスとも言えるでしょう。ここで貯蓄に取り組む効果的な家計改善の方法として4つほどあげます。
◎家計の年間収支を把握することで無駄な支出を省いて生活の見直しを計り、貯蓄額を増やせるようにしましょう。
◎住宅ローンを退職金だけでの支払いに考えずに別からの支払い方法も見直すようにする。
◎生命保険や医療保険など保険を掛け過ぎないように、保険料の見直しで掛け過ぎていた額などを貯蓄に充てる。
◎貯蓄や定期預金を日本国内だけで考えずに、外国の信用できる金融商品の分散投資や年利の良い国を見つけて考えてみましょう。
■老後にもつながる50代からの貯蓄!
貯蓄ゼロの状態で50代を老後資金、老後への貯蓄と焦ってはいけません。老後を楽しく過ごすためにはお金だけではありません。貯蓄額を増やすための生活の見直しも大切ですが、楽しく貯蓄をするためには次のことも大切です。
◎食事や健康に気を付ける
お金があっても健康でなければ貯蓄をするのも難しくなります。食事や体力、健康面に気を付けて元気に生活できなければいけません。
◎若さを保ち見た目を50代以下に!
仕事で忙しくオシャレや服装、姿勢にも気配りが無くなってしまいがちになります。自分で思っていたより老けて見えて気持ちが落ち込まないように若々しく気持ちを意識して心がけましょう。
◎長く働ける仕事につく!
60代になって年をとっても働き続けなければならないかもしれません。自分の理想の仕事でなくても、これまでの技術や経験が活かせるように自分が何ができるのかを周囲に話しておくことで良い情報を教えてもらえるように現在の仕事にやりがいと誇りを持つ。
◎出費をかけない趣味や生きがいを見つける!
子供たちが成人して生活のゆとりができたら費用のかからい趣味、習い事を見つけて一人での生活状況になっても不安や寂しくならないように友達との交流を深めて生きがいと張りのある生活ができるようにする。
■最後に
50代からの貯蓄は遅いように思われるかもしれませんが、調査では31.8%の世帯が蓄えがないとあります。現代社会は75、80歳になっても生活維持に働かなくてはならない状況の人達が沢山いると思います。そこから考えると50代からの貯蓄はまだまだ遅くはないと思われます。だだ老後とはいったい幾つからが老後になるのだろうか? 働き続けなければならない現代社会に悲しさを感じます。
老後の資金確保に向けたご相談は、株式会社リスクキャリアまでご連絡ださい。