過去、日本では給料は安定して上がり続けていくことが当たり前の時代がありました。しかし、そんな安定の時代は終わり家計の収入も減少していく傾向が続いています。
収入は増えないのに、「税金と社会保険の負担はどんどん増え続ける…。」それなのに、人生において大きな出払をしなければならない時期がかならずやってくる。とくに、子供の入学費用や自分の定年退職後に、支出が収入を上回るなど危機的状況に陥る場合があります。
そうなっても慌てないように貯蓄だけに頼らずに「資産形成」をしつつ「資産運用」していかなければなりません。
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■資産運用って何?
「資産運用」を簡単に言うと「お金に勝手にお金を増やしてもらうこと」です。皆さんは貰った貯金をどこに保存していますか? タンス貯金という方もいると思いますが、それだともったいないですし盗難の恐れもあります。
銀行に預金しておくと安心で、少しですが利息が付いてきます。また、普通預金でなく定期預金にすることで貰える利息は少し増えますし、さらに個人向け国債や投資信託、株式などにお金を配分すれば、預金の利息よりさらにお金が増える可能性があるのです。
このように、お金には「自分自身でお金を増やすことのできる能力」が備わっているのです。お金を眠らせておくのではなく、お金に働いてもらうことを「資産運用」といいます。