最近、益々増えてきたフリーランスですが、彼らが支払う税金はどのようなものがあるのでしょうか。今回はそのフリーランスが支払う税金について話したいと思います。
■6つの税金
フリーランスとなると、組織や企業、会社などに所属せずに依頼を請負い、納品まで全て自分だけで行うスタイルの職業ですが、お金のことも自分でやらなければなりません。そして、フリーランスが支払わなければいけない税金は全部で6種類あります。
◎所得税
フリーランスの人たちによく言われる二大税金と呼ばれるうちの一つの税金です。所得税は、1年間の間での所得の金額で設定される税金です。1年間で所得が38万円を超えたら確定申告を行い偉い人たちに納税する仕組みです。
ここでよく間違えてしまうのは、収入と所得の違いです。収入とは売り上げた金額そのもののことです。そして所得とは、移動費や宿泊費などの経費を収入から引いた金額のことです。例えば、1年間で300万円の収入がある人が、経費で100万円使ったとすると、300万円から100万円を引いて残った200万円が所得ということになります。
ちなみに節税するポイントは経費が出る度にちゃんと組み込むことです。そして青色申告を選択することが可能ならば出来る限り青色申告で申請することもプラスで節税になります。
◎住民税
そしてこれが先ほど紹介した二大税金のもう1つの税、住民税です。こちらは所得税の確定申告をした時に一緒に出されるので、基本的には申請する必要はありません。ただし所得税の確定申告をしない場合でも住民税は発生しますのでそこは注意が必要です。
◎国民健康保険税
フリーランスには国民健康保険に新規加入する必要があります。手続きには市区町村ごとによって違うので、問い合わせる必要があります。
◎国民年金税
こちらも国民健康保険税と同じように新規で加入する必要があります。こちらは滞納してしまうと、老後に受け取れるはずの年金が減額されてしまうので、必ず納めましょう。
◎個人事業税
これは、1年間での所得の合計額が290万円を超えた場合に3~5%の税率で課税されます。税率は行っている仕事の種類で変わってくるので注意が必要です。
◎消費税
これは、2年前での1年間の間の課税の売上高が1000万円をこえる場合に納税する必要が出てきます。今は1000万円をこえることが無くても、将来的にいつか超えると予想できる方は課税のされ方を知っておいた方が良いでしょう。
■こまめに計上して節税しよう
フリーランスとして成功している人ほど、お金まわりのこともきちんとやっています。これからフリーランスとして活動する方や、現在フリーランスの方で難航している方にとって参考になればと思います。
税金のことやほかのことでご相談などございましたら、株式会社リスクキャリアまでご連絡ください。