海外では、イーサリアムやビットコインといった仮想通貨について多くの人が認知しており、作られています。また、日本で取引されている仮想通貨のほとんどが、海外発の仮想通貨ですので、日本の仮想通貨について知らないという人も多くいるのではないでしょうか。よって、今回は日本発の主な仮想通貨についてまとめましたので、一緒にみていきましょう。
■仮想通貨「モナコイン」
この仮想通貨「モナコイン」は、2013年に日本で初めて作られたもので、掲示板サイト(2チャンネル以前)で生まれた「モナー」というキャラクターから名前がつけられ、また、モナコインの特徴としては、取引スピードが早いことがあげられます。
当初の取引において、モナコインは5円程度で行われていました。また、2チャンネルにおいては、質問に答えてくれた人に対して感謝の気持ちとして、モナコインを渡すことをしており、通称「投げ銭」と呼ばれていました。
モナコインは、仮想通貨取引所の「zaif」や「bitFlyer」で取引が可能で、1コイン691円程度で取引が行われ、秋葉原においてはモナコインを利用した決済をすることが可能です。
■仮想通貨「BitZeny」
日本発の仮想通貨「BitZeny」ですが、現在は国内で取引をされていません。ですが、海外の取引所においては「Stocks.exchange」、「C-CEX」という仮想通貨取引所で取り扱いがされています。
大規模なマイニング施設を立てる必要のあるイーサリアムやビットコインですが、仮想通貨「BitZeny」においてはこのような設備が必要ではなく、CPUを使ってマイニングができるシステムが構築されています。もしこのコインを手に入れたいのであれば、海外の取引所を利用するのではなく、一つの手として自分でマイニングすることがいいのではないでしょうか。
■COMSAとは?
このCOMSAは、仮想通貨ではないのですが、日本企業が簡易にICOをできるサービスを可能にするトークンの名前です。COMSAはzaifを運営している「テックビューロ株式会社」がはじめた事業であり、ブロックチェーン技術の導入に参加しやすい状況にするためにプロジェクトが始動しました。
実際にCOMSAを使ったICOを行っている会社としてあげられるのが、「株式会社メタップス」です。メタップスはタイムバンクというサービス(人の時間を売買することを目的のサービス)を提供しているのですが、このサービスにCOMSAのトークンが使われるのではないかと考えられています。
■その他の日本発、仮想通貨「cOban、Qash」
・cOban
2016年に、クラウドファンディングやフィンテックサミットで話題になった「株式会社LastRoots」ですが、この会社が開発した仮想通貨「cOban」を得るためには、動画を見ることが特徴としてありますので、アップルストア等を利用し確認するといいでしょう。
・Qash
Qashは、「QUOINEX社」が発行している仮想通貨で、誰もがユーザーやトークン保有者として参加可能な金融プラットフォームを目標にしています。2018年1月におきた仮想通貨大暴落において、多くの人は仮想通貨バブルの崩壊だと嘆いていたのですが、その中でもQashはそれほど下げ幅が大きくなく、安定した動きをみせている通貨の一つではないかと考えられます。
■日本発の仮想通貨の特徴を知り、検討しよう
いかがでしたでしょうか?この記事では主な日本発の仮想通貨を紹介しました。日本発の仮想通貨にもイーサリアムやビットコインなどにあるような、それぞれの特徴がありますので、仮想通貨を検討しているのであれば、自分に合ったものを選択するといいのではないでしょうか。また、COMSAというトークンにおいては、今後国内でブロックチェーンのサービスが流行する一つのきっかけとなる可能性がありますので、注目するといいでしょう。
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