不動産への投資で、これから資産形成を始めようという人にとって、注意しなければならないポイントがあります。今回は、不動産投資の、特に融資に関する注意点を中心にお話していきたいと思います。ぜひ、最後までお付き合いください。
■不動産は、求めやすい価格の物件もある。
築40年以上の物件であれば、一戸建てでも300万円以下で売りに出されることもあります。
◎すべて自己資金で物件を購入する場合
仮にこの物件を購入して、賃貸で貸し出す場合、毎月の家賃を5万円とすれば、税金、管理費などを差し引いても4万円近い、お金が手元に残ります。年間で50万円近い利益が出ることになります。
◎銀行からフルローンで資金を借りる場合
同じ条件で物件を貸し出しても、毎月の銀行への返済を考えると、手元に残るのは2~3万円、年間では24万円から36万円という事になります。
◎一件目の物件を取得し、借主が入居して家賃収入が入り始めれば、自分の貯金と物件から得られる家賃収入を合わせて次の物件を取得し、さらに次の物件を買い増して、所有物件を増やし、キャッシュフローを大きくしていくことが、いわば不動産投資の正攻法です。
■自己資金がゼロでも始められるのですが・・
欲しい物件の取得費用を満額、ローンで支払うことをフルローンというのですが、これには自己資金ゼロで投資を始められるというメリットがる反面、大きなリスクもあります。また、フルローンの場合でも、仲介手数料、登記の費用は自分で用意する必要があります。(物件取得額のおよそ一割かかります。)
■融資を受ける際の注意点
あなたがもし大企業に勤めている会社員であったり、医師または弁護士出会ったりする場合、銀行は大きな金額を融資してくれることが考えられるのですが、これには実は注意が必要です。
取得する物件の『担保力』以上の金額の融資を受けると債務超過と言われる純資産がマイナスの状態になります。債務超過の状態になると、二件目の物件を取得しようとする際、銀行からの融資は受けにくくなってしまうのです。
■まとめ
今回は、自己資金を抑えて不動産投資を始める際の注意点を中心にお伝えしてきました。
どうでしょうか。不動産投資に関しての不安が払拭できましたでしょうか? それとも不安が逆に大きくなったりしましたでしょうか?
リスクキャリア株式会社では、セミナーの開催やメールマガジンの発行を通して、投資にまつわる情報を提供しています。不動産投資にご興味のあるは是非、ご相談下さい。