資産形成には、様々な種類があります。資産形成の方法によってはリスクが高かったりするので、リスクを取って大きなリターンを狙うのか、安全を優先して堅実にすすめるのか迷う部分もあります。今回は資産形成の種類から選ぶ【不動産投資】は正解なのかをひもといていきましょう。
■資産形成の種類とリスク
◎株式投資はリサーチ力
株の売買や配当金によって収支を得るものです。毎日のニュースで一部上場の株式情報が発表されているので耳になじんでいますが、いざ自分が投資するとなると、株式に対する専門的な知識を駆使しないと、やみくもに売買を行うわけではないのです。企業の倒産なども関係してきますのでリサーチや、リスクの分散なども考慮すべき投資です。リスクは高めです。
◎価格変動型は元本割れも
経済や政治、社会的な要因が、情報によって乱高下したりする、市場価格に大きく影響してきます。情報や変化を即時に読み取って対応する為の判断力と時間が必要となり、ある意味、経験が必要なのではないでしょうか。プラスやマイナスを作るのは自分の腕次第とも考えられます。リスクは高いでしょう。
◎仮想通貨は
世界の共通の通貨として何かと話題になる仮想通貨です。世界共通の通貨を購入して為替ルートによる変動などによって金利を受け取ったり、日本円などに払い戻したりして利益を清算します。取引市場の管理や法律が完全とは言えず、一瞬にして資本を失う危険性もあります。リスクは依然高めです。
◎個人向け国債は安全
国が発行している債権なので、リスクは低いですが安全な取引です。元本割れがないので、運用方法には適していますがリターンは低めです。堅実に投資の運用をするには向いています。
◎FX取引はレバレッジ効果がある。
預けたお金を「証拠金」として、資金の倍以上の取引をすることができる外貨の投資のひとつです。レバレッジによる取引の期待値が大きいと、それだけリスクも大きくなってきます。元本割れや負債を抱える可能性もあります。
◎先物取引は先が読めない。
将来の日付を指定して品目の売買を行うことです。将来の値上げを予想して売買することになり不確定な要素が多すぎます。先物取引もリスクの分散は可能ですが、農作物などは、自然災害の影響を受けやすいでしょう。
◎信用取引はリスクも3倍?
株や現金を担保にした取引で、最大3倍の取引を行うことができます。信用取引は言わば証券会社からの資金を借りた取引です。リスク管理が難しくリスクも投資の分だけ増えることになります。
◎投資信託はコストがかなめ。
投資信託は投資のプロによる運用で、リスクは安心安全と言えますが、利益に対してコストが見合うかどうかは疑問です。
◎不動産投資は景気の影響を受けにくい。
サラリーマンでも、副業として賃貸経営に取り組む人は多いです。リスクは低めなので、長期的な目標を立てて資産形成を確実に行うことができます。
また、一つ目の不動産投資を成功させることによって、次の投資への融資が受けやすくなったり、赤字になっても5年10年単位で通算すれば損益を上手に管理することができ、キャッシュフロー(お金流れ)をコントロールしやすいでしょう。帳簿上は赤字でも損益通算によって現金が浮くことができます。
■なぜ【不動産投資】をすすめるのか
サラリーマンの副収入として注目されている不動産投資は、賃貸経営が比較的簡単に行えます。投資用マンションは、リスクが少ない上に管理の方はほとんどありません。
多くの場合は管理会社に営業や管理をまかせることが多いので、副収入としては最適でしょう。特にねらい目はワンルーム・マンションを家賃収入にすることが定番となっています。
資産形成の種類から選ぶ【不動産投資】は正解なのかは、それぞれの特徴を理解した上で個人的には【不動産投資】の方が、現金収入と将来の資産として保有できることが理由です。資産形成の「正解」と言えるのではないでしょうか。