2018/12/15 最終更新日:2019/11/13

貯蓄から考える投資の割合を考えてみる

貯蓄をしていれば減ることはないから安心だと思っていませんか? 平均利息が0.025の利息では中々、貯蓄が増えていくとは思えないのです。では、お金を増やしたいと思う場合の投資の割合があるのか考えてみましょう。

■貯蓄と投資の違いとは

貯蓄と投資の違いは、貯蓄は中々増えることがないので増やす目的よりも守る目的の方が大きいです。現在1000万円までの貯蓄は元本が保証されているのです。

一方、投資と言えば増える可能性が大きいものの、元本割れや場合によっては全てを失って負債を抱えるリスクもあるのです。投資にはリスクはつきものだと言うことを覚えておかないとなりません。

投資の価値をお金に変換するには時間がかかったり、期間の設定によっては、価値の下落にもつながるので投資の現金化には、流動性の違いがあるのです。国債や株式が途中で解約すると資産価値を減らす結果になるのです。

しかし、だからと言って予期せぬ出費はあるものです。事故や病気に対する出費に対してすぐに活用できる現金は残しておきたいものです。これから考えると、「生活におけるリスク」と「投資におけるリスク」がバランスよくあればよいと考えてしまいます。

■投資の割合を導くには

投資の割合はその人の資産の状況や生活スタイルによって変わってきます。そのため確かな割合を言い当てるのは困難ですが、参考にすべき目安があります。

①目標にすべき金額とは
自分のお金をいくらにすれば、目標を達成したとなるのかを設定してみましょう。1000万円を2000万円にすることで達成したとするのか、目標額を3倍に設定するのか決めた場合の、現在の投資の比率を逆算してみましょう。

②年齢に対する割合
単純に考えて貯蓄を100%と考えた場合に年齢を引いた割合が投資額の数値と考えます。40歳からの投資は100から40を引いて60が投資の割合となります。年齢が若い方が達成率は高くなるということです。

③一般的な投資割合を参考にする
「投資が7で貯蓄を3」の割合は比較的高めの設定ですが、生活のリスクを考えた場合には最大の配分率と考えます。投資のリスクを考えた場合には短期的な運用と考えた方がよいでしょう。

「投資3に対して貯蓄7」の配分によって安全性を重視した割合で、投資のリスクがあったとしても貯蓄に影響を与えない堅実な投資割合と言えます。

◎生活に影響を与えない
投資の割合は最低限の目安として、3か月位の生活資金は残しておくべきです。自分の生活がままならないのに投資などは論外と言えます。現在の生活を確保してこそ将来の投資目標があるのです。

◎短期的または長期的目標額の設定
投資の割合はその人の資産や生活スタイルによって大きく変わりますので、1年の目標金額、5年の目標金額、10年の目標金額、20年の目標金額と自分の年齢や収入を加味した上で設定することになるのです。目安は一般的に言われているもので決して確実な指針ではないことを自覚するようにお願いします。

■資産のバランスシートから導く

資産には、貯蓄額や有価証券などの「金融資産」と住宅などの不動産や車や貴金属などの「実物の資産』の合計が資産の合計となります。一方で、「負債の合計」には、住宅ローンや生活のためのカードローンなどが負債になります。

こらから見る「純資産」は資産の合計から負債の合計を引いたものです。投資できる金額を導くには、年齢ごとに収入金額と支出金額を計算して収入から収支を引いた金額が、投資できる金額となります。収入金額はある年齢を境に減少する場合がありますので注意したいものです。

■年齢と収入から【不動産投資】を考える

不動産投資はアパートローンなどを利用してサラリーマンでも無理なく投資できる対象です。20年くらいの賃貸収入で投資の回収を行い回収後には、自己の資産となり賃貸収入が継続可能であれば、収益が純利益となります。

貯蓄から考える投資の割合を考えてみると、割合の参考はあるものの、生活や年齢、収入などから導く生活に影響を与えない支出が現実的な割合と言えます。

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