2018/12/20

拝啓、不動産投資様~投資と予算

「不動産投資は金持ちがやるものだ」というのは遠い昔の話になってしまいました。バブル期はそれを象徴していましたが、バブル崩壊後の長きにわたる平成不況に突入し、不動産投資は様変わりしました。

■将来のこと

不動産投資は金持ちがやるのは前述したとおりですが、不況後は立場が逆転し、今や会社員や主婦、もしくは主夫が不動産投資をする時代へと様変わりしました。昔は利回りをメインにしてきましたが、今は将来のことを考えての貯蓄がメインとなりました。

なぜ貯蓄なのかというと、今から約10年前に起きた年金問題で国民が年金に対する不安が強くなり、将来は年金が受給できなくなるのではないかと不安になったからです。将来は年金を満額受給できなくなるし、退職金を合わせても満足できる生活は送れないくらいです。

それを背景に、不動産投資は脚光を浴びることになります。バブル期は利回りを目当てに投資してきたため、不動産投資は金持ちがやるという図式がありましたが、バブル崩壊後は、収入が少ない方、つまり会社員などが大家さんをやる時代となりました。

マンション1棟をストレートに投資するのではなく、ワンルーム分だけの区分けとしての不動産投資です。それを第三者へ貸して家賃収入を得て、その金で将来の年金対策として退職金と年金、貯金とプラスすることができます。

■予算

不動産投資をするとしても、約2000万円程度必要だとお思いでしょう。しかし、そんなにお金を用意しなくても不動産投資ができるわけです。部屋の1室を借りて第三者へ貸し出す区分投資方式の不動産投資なら、マンションの1室によりますが最低約10万円からスタートすることができます。

不動産投資の初心者は右も左もわからない状態ですので、まずはワンルームで投資をすることになります。いきなりマンション1棟を購入して不動産投資をするのは非常に危険だからです。なぜなら、空室リスクが一番の大敵だからです。

不動産投資における資金調達の定番は、不動産ローンです。10万円の予算でスタートすることができるとありましたが、金融機関からの融資によりマンションの1室を購入して、第三者に部屋を貸すことで不動産投資が始まるわけです。

大家さんの年齢は20~30歳代からスタートしても大丈夫です。将来の年金対策などを見越して、若いうちから不動産投資をすることにより定年退職後年金生活をしたとしても、マンション投資による家賃収入がプラスされますので、老後の資金面については多少の余裕が生まれることになります。

不動産ローンの返済は長期戦となり、最長約30年となります。20~30歳代でスタートしたとしても、完済後の年齢は40~60歳代となります。

■終わりに

以上、不動産投資における予算についてまとめてみました。10万円手元にあるとしても不動産ローンを融資することで投資用マンションの1室を購入でき、最初は返済にウェイトを置くことになりますが、完済したらそのまま手元に入ります。

また、年齢も20~30歳代からスタートしても差し支えはありません。予算のほか、将来のビジョンとやる気さえあれば若い世代でも不動産投資は可能です。

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