リスクヘッジ(あるいは単にヘッジ)とは、一言でいうと”リスク回避”のことです。金融業界で使われることが多い言葉ですが、不動産投資の世界にも、当然あります。今回の記事では、不動産投資におけるリスクヘッジjについて、お話していきたいと思います。
■不動産投資におけるリスク
不動産投資にどの様なリスクがあるかを知らなくては、リスクヘッジを行うことはできません。まずは不動産投資につきもののリスクについて、学んでいきましょう。同時に、それぞれのリスクについての回避策、(リスクヘッジ策)もみていきましょう。
◎金利上昇のリスク
融資をしてくれている銀行などの金融機関が、金利を上げると、支払う額もそれに伴って大きくなります。
【金利上昇へのリスクヘッジ策】
・複数の金融機関を比較検討する
融資を受ける際に、一つの金融機関にだけ相談するのではなく、複数の金融機関に相談しましょう。ほかの金融機関にも相談していると伝えることで、期待以上の優遇金利を提示される場合があります。
・固定金利を選択する
今現在の日本は、史上まれにみる低金利時代です。ですが、この先、金利が上がる可能性はありますので、十分低くなった固定金利を選んで、将来の金利上昇に備えましょう。
◎空き室発生のリスク
投資目的で不動産を購入したが、入居者が決まらない、又はすぐに出ていってしまうことで、空き室が生じてしまうことです。
【空き室発生リスクへのヘッジ策】
総人口は減少すると予想されますが、単身者向け物件の需要は逆に増えると予想されています。駅からの距離が近く、単身者向けの間取りであれば、臨機応変な家賃設定で、将来の人口減少にも対応できるでしょう。
◎家賃滞納のリスク
ある意味、空き室リスクより怖いのが、家賃滞納リスクです。入居者が家賃を滞納している間、家賃収入はありませんが、かといってすぐに新しい入居者を住まわせることもできないからです。
【家賃滞納リスクへのヘッジ策】
・家賃支払い日に入金が無かったらすぐに確認の連絡をする。
・滞納が二ヶ月目なら聯来保証人へ連絡する。
・家賃支払いはクレジットカード払いを推奨する。
◎災害のリスク
火災や震災などによって、建物が倒壊したり、損傷を受けたりするリスクです。
【災害リスクへのリスクヘッジ策】
・火災保険に加入する
火災保険は、火災だけでなく、雷や強風、雪、などによる被害にも対応してくれるものが多い為、是非とも加入しましょう。
■まとめ
今回は、不動産投資におけるリスクと、リスクヘッジ策について簡単にご紹介してきました。投資にリスクはつきものですが、それぞれのリスクに回避策(リスクヘッジ策)はありますので、興味を持たれた方は、是非とも詳しく調べてみてください。