2019/02/03 最終更新日:2019/02/05

不動産投資での資金回収の計算方法

不動産投資は、物件を取得する最初の段階で大きな出費が必要となります。その為、物件取得費用=初期投資したお金を回収するには、比較的長い期間がかかります。

◎初期投資の資金回収にかかる期間を推し測るための指標として、ROIがあります。
ROIは、物件の取得費用に対して、1年間にどれくらいの現金収入があるかを表します。計算式は下記になります。
【ROI=年間のキャッシュフロー/投資対象の購入費用×100】

◎もうひとつ、不動産投資でよく使われる指標に、CCRがあります。日本語では自己資金収益率と呼ばれ、自己資金で用意した金額に対して、年間で得ているキャッシュフローを示します。この二つは大体同じような使われ方をします。求めるための計算式は下記になります。
【CCR=年間のキャッシュフロー/投資に使った自己資金×100】

例えば、年間のキャッシュフローが100万円であった場合、投資に使った資金が1,500万円であった場合は、1000000/15000000*100=約6.7%
すなわち、約15年で回収できることになります。

■自己資金収益率を上げる方法

CCR(自己資金収益率)を大きくするには、自己資金の割合を小さくするというのが一般的です。すなわち、物件取得時の融資額の占める割合を大きくするのです。

不動産投資に関する書籍を多く読んでいる方は、レバレッジという言葉を耳にした事があると思います。”物件取得時の金融機関からの融資額を大きくする”、または、”安価な物件を選んで購入する”ことで、レバレッジはその分だけ大きくなります。つまり、それだけ効率よく稼げるということになります。

◎資金回収機関を短くする方法
資金回収期間は不動産投資の手法によって長くも短くもなります。資金の回収期間を短くするには自己資金の割合を低くするのが効果的です。但し、せっかく安い物件を入手しても、空き室ばかりでは意味がありませんので、なるだけ空き室が少ない物件を入手する・維持することが肝要です。

■最後に注意点

不動産投資は、投資を始めるのに必要になる資金の額がとても大きいことが多い為、一件目で失敗してしまうと、次の2件目、3件目の取得に要する時間が大変長くなってしまいます。慎重に、時間をかけてじっくり選びましょう。

■まとめ

今回は、『不動産投資での資金回収の計算方法』と題してお送りしてきました。
初期投資額を回収するのにどれくらいの期間がかかるのか、紹介した計算式を使えば、簡単に概算額が算出できます。物件選びの参考にしてくださいね。最後までお読みいただきありがとうございました。

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