2019/02/10 最終更新日:2019/02/09

【不動産】投資と投機、何がちがうの?

よく似ているようで異なる意味の言葉、「投資」と「投機」。不動産の世界以外でもよく耳にする言葉ですが、この二つはどの様にちがうのか、今回の記事ではおさらいしてみましょう。

■その前に貯蓄との違い

「投資」と「投機」の違いをお話する前に、この両者の「貯蓄」との違いから説明したいと思います。貯蓄は、代表的なものは銀行への預金です。(1,000万円と元本までですが)保証があり、安心して預けることができます。

「投資」や「投機」は、元金の保証はありません。極端な場合、用意したお金が0円になってしまう可能性もあります。ではなぜ「貯蓄」ではなく、「投資」や「投機」をする人が大勢いるのでしょうか?それはずばり、増えるスピードが「貯蓄」に比べて何倍も速いからです。

銀行への預金には、利息というものが付くのですが、現在の水準は過去と比べて歴史的に低く、100万円預けても、1年で10円しか利息をつけてもらえないのです。これは、驚くべき数字です。

■だから「投資」と「投機」に関心があつまる

前項で述べた様な理由で、積極的にお金を増やしたい人は、銀行への預金ではなく、何らかの「投資」または「投機」に目を向けているのです。

■投資と投機の違いについて

ここでようやく、「投資」と「投機」の違いについてお話ししたいと思います。異論はあるとは思いますが、ここでは私見を述べさせていただきます。

「投資」は将来へのお金の先払い、「投機」はいってしまえばギャンブルです。
元金が保証されていない、何倍にも増える可能性があるという点では、両者共通なのですが、「投機」は「投資」に比べるとお金の増減するスピードが速いことが多いのです。もちろん、結末の可能性としては、投入したお金と財産がゼロになる破産も含まれています。

■不動産における「投資」と「投機」

同じ不動産であっても、「投資」と「投機」があります。どう違うのでしょうか?
それは物件を所有し、家賃収入でコツコツと利益を上げることを目的としていれば、「投資」であり、物件が値上がりすると予想して購入し、実際に値上がりしたタイミングで手放して利益を確定すると「投機」となります。

■ローリスクハイリターンはない

「投資」と「投機」共にいえることは、少ないリスク(危険)で大きなリターン(利益)を得られる話はないということです。もしもその様な話が持ち掛けられたとしたら、十二分に注意する必要があります。

通常、「投資」「投機」の世界にはリスクも少ないが、リターンも少ないローリスクローリターンの話か、大きなリターンが期待できる代わりにリスクも大きい、ハイリスクハイリターンの話のどちらかしか存在しないはずだからです。

■まとめ

今回の記事では、『【不動産】投資と投機、何がちがうの?』と題してお送りしてきました。元本の保証された「貯蓄」と、比較的ローリスクローリターンの案件が多い「投資」と、ハイリスクハイリターンの話が多い「投機」とをよく比較検討して、後悔のない運用をしてくださいね。

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