中年を過ぎると、人並みに老後のことが心配になってきます。老後を過ごすとしても、健康で順調に生活する為には、年金だけでは無理だと考える人は多いでしょう。時間がある今の内に、不動産投資による老後資金の目安は夫婦でいくら必要なのかを紹介しましょう。若い人たちも早めの準備が必要ですね。
■老後資金どのように必要なのか?
20年~30年先ましてや50年先と、平均寿命が延びると老後の不安も増していきます。何故、不安になるのか。寿命が延びることは、喜ばしいはずなのですが、年金の制度は持ちこたえられるのでしょうか? 現在でさえ不安なことを先延ばししている状態です。
では、現在考えられる年金と老後の資金について説明します。「少子高齢化」は、聞き飽きるぐらいで目にも良いとはいえません。それでも生活しなければならないのです。果たしてその生活費は、どのように捻出するのでしょう。
国の保証が十分でないことはわかっているので、自分たちで何とかしなければならないのです。不動産投資を活用した資産形成と資産運用を、できるだけ早い内に備えておくべきでしょう。
■老後資金の目安を把握
老後といえども必要な生活費は、今と変わりなく支出するのです。贅沢はできないでしょうが、予定された生活費に加えて急な出費はつきものです。病気やケガは、即介護につながってきます。
介護保険では、すべてをカバーできないのですから、ある程度の貯えと、老後でも一定収入があれば安心というものです。現在の統計から導いた生活費は、夫婦で月平均金額27万円は必要とされています。
◎現在の国民年金支給額
2019年度での国民年金(老齢基礎年金)支給額は平均で55,464円であり、上限額においては64,641円となっています。夫婦2人分だと平均の受給額で「55,464×2=110,928円」、最高受給額では「64,641×2=129,289円」なので国民年金だけでは、16万円以上も夫婦で足りないことになります。
◎現在の厚生年金の支給額
2019年度での厚生年金(老齢基礎年金)支給額は、平均で147,927円となっています。男女によって差が開いており、男性の平均支給額は166,863円、対して女性の支給額は102,708円となります。これを合計すると166,863+102,708=269,571円となり、老後の生活に必要な資金に少し足りないくらいです。
夫婦共稼ぎが多いとはいえ、女性が手にする年金は圧倒的に国民年金が多いことでしょう。これから考えると男性の厚生年金の166,863円と、女性の国民年金の55,464円を合計すると222,327円ですので、約5万円の不足分となるのが一般的な見込みとなるでしょう。
■老後の為の不動産投資
国民年金だけだと16万円以上の不足と、厚生年金と国民年金の組み合わせで約5万円の不足は、現実におこりうる未来なのです。その為の必要な資金を、不動産投資で20年後30年後にはプラス回収となるように、家賃収入を見込んだ投資を早めに計画することが望ましいです。
最初に不動産投資は、早い方が良いといいましたが、長期的な不動産ローンを考えると約20年~30年後、投資の回収を完了できる為、20代から始めることができれば、50代では不動産資産を保有しています。
その為、次の投資目標が狙える可能性が増えてくるのです。投資対象が増えることによって、資産の運用は2倍3倍と加速することになるのです。
■不動産投資のねらい目
最初の内はリスクの少ないワンルームマンションを、稼働率の良い都内の駅に近い物件を選んだ方が良いでしょう。また、東京近郊エリアでも優良物件はあるので、できるだけリスクの少ない物件を選択することが必要です。
不動産物件は、売却や買換えなどによって、次の投資目標を計画するなど、資産をいったん取り崩す方法も考えられます。ワンルームマンション1件の収入は、都内ならば約8万円の収入が見込めますし、埼玉県でも駅のそばであれば約7万円は見込めます。
必要な額に応じて今から準備しておけば、老後は安泰です。
■まとめ
不動産投資による老後資金の目安は、夫婦でいくら必要かデータを参考に必要な資金を紹介しました。年金だけでは安心できない現状に対して、リスクの少ない不動産投資をすすめているのです。家賃収入で投資を回収したり資産を残せることが、最大の魅力であり老後の安心も確保できます。