2019/03/11 最終更新日:2019/03/10

初心者不動産投資家が失敗した原因

不動産投資の一番の魅力は、手間がかからず安定した収入を得られることです。株式投資やFX投資は日々値動きが気になったり、大きく相場が動く時には心配で夜も眠れないほどに動揺したりしますが、不動産投資においては、そのような心配はそこまでありません。しかし、そんな不動産投資も失敗することがあります。それは、どのような原因によって引き起こされるのか、今回は、初心者不動産投資家が陥りがちな原因を探っていきましょう。

■失敗するには訳がある

不動産投資はミドルリスクといわれるように、株式投資などと比べ失敗するリスクが比較的高くない投資といえます。それでも、失敗する人がいないわけではありません。それには幾つかの訳があります。

◎勉強不足
自己資金が貯まり投資を考えるときに、周囲に不動産投資で成功している投資家がいると、「自分も成功するのではないか」という安易な考えから、すぐに不動産会社へ出向き、投資用物件がないかと探す方がいらっしゃいますが、そうなると業者任せになり、不動産会社の人の言いなりになってしまいます。

事前に不動産投資とはどういうものなのか勉強を怠ると、物件の善し悪しを見抜けない「カモ」にもなりかねません。

不動産会社も悪意のある業者もいます。そのような業者からみたら、問題がある物件をいつまでも抱えていたくはありません。ましてやそのような物件をベテラン投資家に紹介するはずもなく、そのような時に、不動産知識の無い初心者が訪ねてきたら、売りにくい物件を紹介することもあるのです。

初心者が業者任せにして不良物件を掴まされたのでは、収益を得ることはできないでしょう。そのようなことから、初心者投資家はまず勉強をすることからがスタートです。

◎借入リスク
不動産投資で一番のリスクが借金です。借入返済のための原資を入居者からの家賃収入に頼っていて、その家賃収入が空室や滞納で入ってこなくなったら、返済が滞り不動産投資が行き詰ってしまうのです。

借金のリスクを小さくするために、できるだけ自己資金を貯めて不動産を購入することです。しかし、不動産は高額な投資物件になりますので、借金をすることもあるでしょう。そこで、金融機関などから投資用にローンを組んだとしても、10年以内に資産に占める借入割合を40%にまでもっていけるようなローンの組み方をしましょう。

◎空室率の高さ
不動産投資における多くの失敗は空室率が高まってしまうことです。なぜ空室が生まれてしまうかという原因は

①立地
②家賃が近隣相場より高い
③入居者募集活動が遅い
④管理会社の広告活動が不十分

が、挙げられます。①の立地は、需要のない地域であったり、駅やバス停から離れすぎているなどが考えられますし、②の家賃に関しては、あきらかにリサーチ不足です。③と④に関しては、管理会社との連携不足で発生します。

そのようなことにならないよう、不動産投資をする際には事前にリサーチを行い、需要のある立地になっているか、近隣の相場とそぐわない家賃になっていないかを確認し、不動産会社とは密に連絡を取り合っていきましょう。

■まとめ

初心者が不動産投資を行う際に失敗しないためにも最低限、心掛けておきたい事をまとめてみました。安定的な家賃収入を得るためにもまずは「不動産投資とは」という、勉強から始めてみましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。