2019/03/22 最終更新日:2019/03/20

サラリーマンは不動産投資などで副業をしてはいけないのか

サラリーマンで副業をしたい、不動産投資をしたいと思う方がいるとします。サラリーマンの副業は禁止されているのか、そして禁止されていない場合、不動産投資はやっても良いのかなど気になる点がいくつかあると思うのでこれらについて見ていきましょう。

■サラリーマンが副業をしても良いのか

まずは、このことについて見ていこうと思います。現在、勤めている会社の規則の中に副業禁止という項目があれば、当然サラリーマンが副業をすることはできません。厚生労働省によると、85.3%もの多くの企業が副業を禁止しているというデータがあります。しかし、副業が禁止でも、不動産投資などの投資は認められているところはあります。反対に、副業も投資も禁止されているところもあるので、そこは確認しましょう。

■副業は法律で認められていないのか

多くの企業が副業を認めていない中、法律上でも副業することがだめなのかというと、実はそうでもありません。法律では、職業選択の自由というものがあり、副業することはその人の自由であると定められているのです。ですので、副業をしていて会社にばれてしまい、解雇になった人が訴えると勝訴するというケースがあります。さらに、厚生労働省は、原則として副業することを認めるとしています。つまり、法律上は副業をしても良いことになっています。

■銀行で勤めている人や公務員の人の場合は注意が必要

サラリーマンが副業することについて、国は認めていると先述しましたが、副業する人が銀行員や公務員の場合は注意が必要です。銀行員が不動産投資をすることに対して、事細かく決められていて、FXを始めようとした時に口座の開設ができなかったりします。

株式に対する投資でも、事前報告が必須となっていることが多くあります。公務員の場合はもっと厳しくなっていて、国家公務員や地方公務員それぞれの法律で、会社に許可なく副業をすることは禁じられています。例外として、上長から許可がでれば相続の場合のみ賃貸経営をしても良いことになっています。

■副業で不動産投資をするなら小規模が良い

それでは、実際に副業として不動産投資を始める時に、おすすめしたいことがあります。それは、5棟10室です。これは、税務上で事業的規模とみなされない範囲になっているので、一般的に問題はないとされています。この規模を超えると事業的だと判断され問題視されてしまうので、できるだけリスクを抑えたい人はこの規模で投資しましょう。

■まとめ

会社で副業を認めていないところが多いのに対して、法律上では認めているという事実があるのは何とも言えないですね。

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