2019/03/29 最終更新日:2019/03/28

サラリーマンが不動産投資に成功するには

不動産投資をする理由は、将来のことや親からの相続によるものなど、その人によって変わってきます。しかし、前者だけでもその事情というのがあるはずです。今回は、サラリーマンが不動産投資を、成功に導くためにはどのような知識が必要なのかをお話します。

■投資をする理由

サラリーマンで投資をする人がいるのはなぜでしょうか?

その理由の1つとして、将来の年金不安があります。年金そのものが、自分たちが老後を迎えた時にちゃんと受給できるのかが予想できず、年金そのものが信用できなくなるという事態を迎えているのです。また、会社に終身雇用を夢見て入社したのはいいが、将来の人員削減などにより、終身雇用そのものが約束できなくなるという不安材料もあります。

かつての不動産投資は、資産家や富裕層といった人たちがやるものでした。その当時はバブル期で、日本は好景気でした。しかし、バブルが崩壊したため、資産家や富裕層の人たちは物件を手放すしか道はありませんでした。

そんな彼らに代わって、サラリーマンやOL、主婦や主夫などといった市井の人たちが、投資世界の主役へと変わったわけです。理由は前述のとおり、将来のことを真剣に考えているからです。老後に支給される年金だけでは、医療費などを考慮するだけでも、とても賄いきれないということで、家賃収入をプラスすると安定した生活を送れるわけです。

投資も副業の一つになりますので、すべての企業で容認しているとは限りません。副業禁止の企業もありますので、そこは要確認といったところでしょうか。本業を終えたとしても、その時の疲れが残ったままでの副業の仕事は大変でしょうし、体力的にも限界をきたす危険性があります。ただし、本業が休みの日を活用するのであれば、話は別ですが。

本業に差し支えなく、収入そのものが勝手に入る仕組みを持った仕事で、低リスクで安定したものという条件で探すと、不動産投資へとたどり着くわけです。
老後対策以外にも、小遣い稼ぎや節税など様々な目的がありますが、これらも不動産投資をするための目的の一つです。

■不動産投資を成功させるには

サラリーマンやOLが不動産投資をするとした場合、入社いきなりで不動産投資をするのは収入がまだまだ少なく、無謀としか言いようがありません。ある程度の貯蓄をしながら収入面でも安定し、会社にも慣れてきた頃がちょうどいいタイミングといえるでしょう。

失敗するリスクとしては空室リスクや流動性が典型的な例ですが、それ以外にもリスクは存在します。

◎不動産会社の誘惑
彼らも生活を抱えています。不動産会社からすればこの物件がおすすめです、と営業トークを仕掛けてきます。そのトークに素直に従った場合、物件にもよりますが交通の便が悪いなどという理由で収益が悪い物件になりかねないことが予想されます。

こうならないためにも不動産会社任せにするのではなく、ある程度の知識は自分で仕入れておくに越したことはないでしょう。

◎管理会社との関係
管理会社との関係性については、任せっきりになってはいけません。何もかもすべて管理会社に任せて、自分は家賃収入を得ればいいという考えは、かえって危険です。ローン返済だけでなく管理費や修繕費の負担についても向き合う必要があります。

成功の秘訣としては、マンション管理における業務全般を、しっかりとこなしてくれる信頼できる会社で、なおかつ管理運営費が適正な価格であることが理想です。管理代行業務については、大家さんから物件を借り上げて代行するサブリース管理と、集金代行契約など管理代行があります。その特性を理解し、ご自身の物件に合った管理会社を選択しましょう。

◎物件を買うには
郊外の物件も目に行きがちですが、成功する投資をするためには都心部が一番無難ということです。人口が多い都心ほど、魅力ある物件を発掘しやすくなるほか、需要が高いこともその理由です。

物件を購入する場合、一棟丸ごとの購入は確かにおいしい収入になるのですが、すべての部屋の管理をする必要が出てきますし、それだけ苦労します。サラリーマンには出費などがかさみますので、一部屋程度の投資(つまり、区分投資)をすれば無理をしない程度の投資をすることができます。
ある程度の経験を積んだら別の部屋を購入するなど、区分投資することによりリスクを分散することができます。また、物件を購入するのなら新築よりも中古のワンルーム物件が良く、リフォームするとしてもコストが安くなるというメリットがあります。

■まとめ

一つの目標を持って取り組むためにも、まずは、貯蓄をしながら不動産そのものを理解しながら学び、不動産投資を成功へと導いていきましょう。

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