2019/04/16 最終更新日:2019/04/15

不動産投資を始めるには、余剰資金の使い道から考えよう

不動産投資とは、初心者が始める投資先としてよくおすすめされる、比較的リスクの少ない投資対象先です。しかし、家庭の余剰資金である貯金の使い道を、全額投資に充てるにはリスクが高くなってしまいます。今回は、不動産投資を始める場合の余剰資金の使い方について紹介しましょう。

■余剰資金とは

家庭や個人事業でいえば、貯金で眠りっぱなしになっている保存状態で、特に使い道が決まっていない金額を対象にしています。勿論、すでに不動産投資で利益を上げている方にとっては、毎月の家賃収入が「余剰資金」となって、不動産投資家の理想を実現している人もいるでしょう。今回は、不動産投資参入の為の「余剰資金」の使い方について紹介します。

■余剰資金の使い方

不動産投資がリスクの少ない投資だとしても、「余剰資金」である貯金を全額投資にまわしても、成功する期待値やリスクの分散を考えた場合には、適当ではないといえます。まずは、投資を行っても、自分たちの生活に支障をきたさないようにしましょう。

初心者であれば尚の事です。投資する事が全てではなく、生活が安定できて、収益と返済がバランス良く出来ていなければ、投資した意味がないといえます。最初は、比較的失敗のないワンルーム・マンションからスタートすることおすすめします。

この場合のリスクの分散は、ワンルーム・マンションを2件か3件を、都心と地方都市などで、収益率の高い物件の選択から始めます。2件や3件に投資するのは、1件だけだと回収率は100%かゼロかになってしまうことからです。

勿論、収益率の高い物件であれば、長期間の空室は考えられないはずですので、地方都市でも収益性が高い物件を所有する事で、リスクの分散はかなり軽減できるので、ねらい目となります。

■不動産投資の需要と供給の分析

不動産投資だけとは限りませんし、商売においても需要と供給によってバランスが成り立っており、供給が少なければ希少価値となり流通価格の上昇も見込めますが、需要が少ない場合や、供給が多すぎれば「不動産の価値」も、評価の対象としては低くなってしまいます。不動産投資では家賃収入が全てではなく、場合によっては売却によって、不動産の投資対象を保留する事も必要です。

■不動産投資の収益による余剰資金の使い道

収益による余剰資金は、修繕費や管理費に使う事で、物件の利用価値を維持させる事に使う場合と、新たな投資物件に使う場合があります。空室率を減らす事や、収益効果を高めるには、管理費や修繕費は必要なものとして資産価値の継続の為に使う事になります。収益による余剰資金で、事業拡大を行う為に再投資を行う事は、投資家ならば次の段階へと進むべき方向でもあるのです。

余剰資金を無難な使い道として、ローンの早期の返済や貯蓄に回す事を否定はしませんが、不動産投資が順調な内に、次の投資へまわす事は、異なる事業で収益を得ている会社でも、当たり前のように余剰資金の使い道を再投資に活用する事です。

不動産投資の実用性を理解していれば、収益を見込める対象物件であれば、1000万円の投資も1億円の投資も、運用の違いはないはずです。大きく事業展開していくには、不動産投資の運用経験が余剰資金の使い道を効果的に運用する事が可能なのです。

■まとめ

投資対象は、不動産投資の専門家や不動産業者に相談することをおすすめします。余剰資金の使い道に不安や、行き詰まりを感じた場合には、専門家のアドバイスが必要になります。投資の次の段階に進むには個人だけの考え方では、早い者勝ちとなってしまいます。

確かな決断力を身に着けるには、不動産投資のセミナーに参加して他の分野の人との交流や人脈を広げる事で、新たな「余剰資金の使い道」が導き出す事につながります。餅は餅屋です。不動産投資の答えも不動産投資を考える交流の場から生み出すのかもしれません。

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