2019/06/21 最終更新日:2019/11/13

貯蓄から投資を行う割合の決め手

貯蓄を行っている人は多いですが、そこから投資へと進むには不安があるはずです。しかし、投資を行う割合を決めておけば、万一のリスクに対処できます。貯蓄から投資を行う割合の決め手を探ってみましょう。

投資の割合は自分で判断する

ホームページや投資ブログでは、「貯蓄の何割を投資にすべき」と書かれていますが、これでは、決め手となる基準にはなりません。個人のそれぞれの生活スタイルがあり、収入や家族構成によっても、必要なお金や余裕のあるお金は異なるからです。一般的な基準に合わせてしまうと、投資によって生活が圧迫したりする恐れや、投資に回した分、余裕が無くなり、病気や事故に遭遇した場合の対処ができなくなってしまいます。

例えば、独身の30代と夫婦で子供がいる30代では、貯蓄に充てる金額は異なってきます。当然ながら、独身の30代の方がより多く貯蓄に回せる金額があるのです。生活に必要となる資金も、子供がいれば教育資金などで費用を割く事になってしまいます。

投資の割合を決めるには

決め手となる要素を設定していく事で、投資の割合が決まってきます。

1-投資による目的を設定する
何のためにお金を増やすのか、その目的に応じて投資の期間が決まってきます。お金を増やす目的を、段階的な目標として設定しておいて、最終的な目的を目指す事になります。

例えば、1年ごとの旅行資金を貯める事や、5年後にマイカーを購入する事であったり、マイホームの頭金を作る事であったり、10年後の子供の大学入学費用、30年後の老後の生活資金を作る事などが目的となるでしょう。全ては無理であっても、それぞれの目標に合わせて期間を決めて、投資の商品や手段を選択する事ができます。

2-投資の開始時期
投資を行うには、自分の貯蓄や生活スタイルを分析する事です。それによって、投資に回せる資金を把握する事ができます。

貯蓄と収入をバランスシートで把握する事ができます。バランスシートは、自分が所有している資産の全てと、住宅ローンなどの負債の全てを示したものです。下記にて詳しく説明しましょう。

バランスシートで把握

・「金融資産」資産には、貯金や株や債権の有価証券、貯蓄性の保険などがあります。
・「実物資産」不動産や自動車、貴金属や美術品などです。
・「負債」住宅ローンや金融ローン、他人からの借金などです。
・「純資産」金融資産と実物資産の合計から負債の合計を引いた額になります。
貯蓄額となるものは、主に「金融資産」として、すぐに現金化できる対象をいいます。

キャッシュフロー表で把握

キャッシュフローは、お金の流れを把握するものですが、ここでは毎年の「積み立て可能額」を示します。毎年の収支を集計する事で、貯金額と投資に回す金額を知る事ができます。

①表の内容は、家族の構成を一人ずつ記入して一番上の年数ごとに年齢の記入をしていきます。

②家族構成の項目の下には
・「本人の収入」
・「配偶者の収入」
・「その他の収入」
・「収入合計」
を記入します。右側には年数ごとに収入額を記入します。

③収入の項目の下には、支出の項目をそれぞれ記入します。
・「生活費用」
・「住居費用」
・「医療費用」
・「教育費用」
・「レジャーその他」
・「支出の合計」を記入します。

項目の一番下には「年間収支」を記入します。「収入合計」と「支出の合計」を差し引いた「年間収支」が、「積み立て可能額」となり、キャッシュフローとなるのです。

「積み立て可能額」を最大にする事で投資を有効に活用できるのです。貯蓄(ストック)と積み立て(フロー)を区別します。貯蓄はバランスシートの「金融資産」の合計です。

3-貯蓄と投資の振り分け
目標によって、投資の期間や投資の手段が決まりますが、短期の投資ではお金が増やしにくいので、長期の目標を定めてお金を増やす可能性を高くする方がよいでしょう。この場合の投資には、積み立て(フロー)を使うよりも貯蓄(ストック)を使った方が、効果が大きいのです。

例えば、金額の大きい海外旅行には、貯蓄(ストック)から長期の投資を行い、金額の低いマイカーの購入は、積み立て(フロー)による短期投資を行うのが効果的です。

長期投資の可能性は高い

資産運用を行う手段として、「分散投資」と「外貨投資」があります。これは、長期投資によるリスクが少なくなるので、長期投資の成功する可能性は高いのです。

1-「分散投資」
投資理論や経験によって、リスクを抑えて資産運用する方法です。ただし、10年以上の長期投資である必要があります。

2-「外貨投資」
日本よりも海外の方が、金利が高い場合に、投資としての利回りが良いのです。長期金利の対象となるのがアメリカやオーストラリアになります。

まとめ

投資に回す割合は個々によって異なります。バランスシートやキャッシュフロー表を作って、自分の財政状況を把握して、「積み立て」や「貯蓄」(=「金融資産」の合計)で使い分ける事です。投資のねらい目としては長期的な投資を行う事です。金利の低い今ならば「不動産投資」を行う事は必然といえるかもしれません。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。