信長から僕が学んだ勝つために一番大切なこと

あなたは「戦国時代」をどう生き延びる!?

戦国時代でもやっぱりマネーが必要だった !?
織田信長を通して学ぶお金の理論!

あなたがもし「戦国時代」にタイムスリップしたらどうしますか?

大手IT企業で働く藤木智勇(さとる)は、人生に落胆し働く意義さえも見いだせずにいた。独身、年収790万円だが、貯蓄額はわずか28万円。織田信長と同じ言葉を遺して、多額の負債を苦に死んでいった父を持つ。ずっとお金にトラウマを持って生きていた智勇は安定こそがすべて、終身雇用が最強と考える、大企業にしがみつく典型的な平凡サラリーマンだ。

ある日、秘書課で美人と評判の怜奈(れな)とひょんなことから一緒にランチすることになり、それがきっかけで二人は交際するようになる。ようやくこれまでの暗い人生が終わり、幸せの兆しが見え始めたかのように思われたが、それもつかの間、お金のことで怜奈に振られ、失意の底に逆戻りとなってしまった・・・

現代に生きるサラリーマンの苦悩を描いたタイムトラベル・マネー小説。

この本を通して、著者でマネーの専門家でもある杉田卓哉さんが、何を伝えたのか? 舞台裏をインタビューしてみました。

杉田 卓哉(すぎたたくや)一般社団法人マネー総合研究所 所長。投資や財形などマネーに関する専門家。サラリーマン時代に不動産投資で5000万円の家賃収入を得てリタイアしたことから、不動産を核とした財産形成を得意としている。 上場企業や金融機関などで、マネーリテラシー教育に関する社内研修や講演なども多数。また生涯をかけて投資道を究めるためのマネースクールを主宰。著書9冊。

著者インタビュー

楽しく読ませて頂きました。けっこう戦国時代の歴史観が忠実に描写されていましたね。杉田さんは織田信長が好きなんですか?
歴史はなんとなくロマンがあって好きです。特により身近な日本史が好きで、信長は戦国武将で最も好きなキャラクターです。自分に無い面を持っている人物像だからこそ惹かれるのかもしれません。
明智光秀の像が歴史で習うイメージとかけ離れた設定になっていましたが、あれはどういう意図ですか?
本能寺の変で信長を討ち三日天下を獲った光秀は“悪役”のイメージが付きまといますが、実際には頭脳明晰で温かみのある人物だったとの説もあります。来年の大河ドラマを意識したわけではありませんが、パラレルワールドを言い訳にして、冷酷な光秀ではなく敢えて熱く豪胆な性格と容姿にしてみました。遊び心ですね。
このストーリーはどうやって思いついたのですか?
私自身が不動産投資家でもあり、不動産投資の規模拡大は現代ではお金で買うことができますが、昔はどうだったのかな?と思い巡らしたときに「ああ、そう言えば昔は領地や領民を奪い合うために戦さをしていたんだな」と思い、このストーリーを考えつきました。ちょうど元号も平成から令和へ変遷するなかで、タイムスリップの物語にしたら面白いかなと。
主人公の藤木は誰か実在のモデルがいるのですか?
いえ、そこは特に誰と意識したわけではありませんでした。が、最近の若者・・特にゆとり世代の次の「さとり世代」と言われる物欲もなく向上心もない、ある意味達観したような現代の典型的な若者像を描いたつもりです。
サイバーコープ社の粉飾決算騒動はやたらとリアリティーに溢れた描写でしたが、もしかして杉田さん自身の経験談ですか?
笑。あそこまでの生々しい経験はありませんが、以前サラリーマン時代に勤めていたオリンパスという企業で粉飾決算の騒動があり、あれに近いことは経験しました。もちろん最後は倒産まではしませんでしたが、それでも連日株価がストップ安を更新・・・というのは実際に体験しました。その際も私自身は不動産収入があったため、他の社員が慌てて転職活動したりと浮き足立っているのを横眼に、意外と冷静に事の経過を見守っていましたね。また、サイバーコープ社の全体的な社風は、その前に勤めていた光通信というベンチャー企業がモデルになっています。
同期の山村も、どの会社にも必ずいる典型的な風見鶏サラリーマンで、彼の存在によって前半のストーリーに臨場感が出ていましたね。
はい。あの手のプロサラリーマンは、本当に鮮やかというか、見事に風を読んで荒波ももろともせずに乗り切る船のような存在ですね。私自身はどちらかというと藤木に近い、不器用な性格なので、山村みたいな人間はちょっと苦手です。ただまあ、いくら表面上だけうまく取り繕っていても、いつかどこかで実態は見抜かれてしまうので、サラリーマンの生き方としてもオススメはしないですね。
秘書課の綾野は、最初はお高く止まった嫌な女というイメージでしたが、結末では綾野の生い立ちを知って、つい私ももらい泣きしてしまいました。
ええ、お高く止まった嫌な女を想定していたのですが、物語を書き進めるなかで、やっぱり泣かせるシーンを作りたいなと思って急遽、お金で苦労した女性という像に修正しました。もらい泣きしてくださったのだとすると、著者の思惑通りなので非常に嬉しいです(笑)。
タイムワープした後の話になりますが、信長の「戦さは金じゃ」というセリフはかなりインパクトがありました。実際あのように発言しているのでしょうか?
あのように歯切れよく言い放ったかどうかは定かではありませんが、色々調べるなかで、信長のマネーに対する執着心というか、勘定に対する感度はかなり高いものだったとわかりました。「楽市楽座」や「兵農分離」といった歴史的政策をはじめ、合理性を最優先して悪しきしがらみを断つという勇気は、現代の政治家も見習うべき点が多いと思います。
この物語には、秀吉や家康があまり登場しないのですが、杉田さんは秀吉や家康はお嫌いですか?
いえ、戦国武将のキャラクターとしてはむしろ好きな部類ですが、歴史に名を残した英傑が2人も3人もぞろぞろ出てくるとフォーカスがぼけるので信長に絞った、という単にストーリー上の都合だけです。また別の機会があれば、秀吉や家康の物語を書いてもいいかな、とは思いますね。
ラストの、現代に還って来たあとの藤木が投資に目覚めていくシーンは杉田さんの経験談も入っているのですか?
はい、実際に私自身は不動産投資に到達する以前に、株などのペーパーアセット(紙の資産)への投資をしており、2008年のリーマンショックで大きな損失を出してしまいました。それが不動産という現物資産への鞍替えをするきっかけになったのですが、その頃に自分が学んだことを紙面の都合で(笑)、ぎゅっと凝縮しておきました。
なるほど。ところで、杉田さんの夢はなんですか?
私は現在、生涯をかけて投資家を育成するというコミュニティを主宰しています。生徒は公募しておらず、身の回りの限られた関係者だけのこじんまりしたコミュニティなのですが、将来はこれを少し拡大して、山奥で自給自足の生活をしながら投資のマインドを身につける私塾を開きたいですね。江戸時代の松下村塾のようなイメージでしょうか。
本当に歴史がお好きですね。
最後に、この物語を通して杉田さんが読者に言いたかったメッセージは何でしょうか?
はい、いつの時代もマネーリテラシーは重要であるということと、お金は私利私欲のために得ようとしてもうまくいかない、公の大義のために使おうとすればお金が味方をしてくれる・・というようなことですね。私はたまたま不動産投資を軸にした投資をやってきましたが、その手段は何だって良いと思います。むしろ、その人その人によって、性格や年齢や資産背景といった“属性”は違うわけですから、手段としての投資手法は異なって当然です。ですから手段はともかく、ご自身の人生の目的をしっかり設定し、そのうえでマネーリテラシーをつけていくのが良いのではないでしょうか。
ありがとうございました。

信長から僕が学んだ勝つために 一番大切なこと 〜人生逆転のための投資術〜

著者 杉田卓哉

ご予約はこちらから >

このページを見てる方限定に特典プレゼント

今回インタビューに答えていただいた杉田さんが、運営するオウンドメディア「人生を謳歌するブログ」で、

「100年先も通用するお金の稼ぎ方」レポートを期間限定で無料プレゼント中。

気になる方はぜひダウンロードください。

ダウンロードはこちら>>