空き家急増中
いま、日本には849万戸※もの空き家が存在しています。空き家はここ20年間で約18倍、空き家割合も全住宅の総数の13.6%といわれています。その数は年々増えており、野村総研によれば、2033年には空き家の数は2100万戸になるだろう、との予測が立てられています。いま現在の3倍近い数字で、3軒に1軒は空き家という、まさに超「空き家」時代がやってくるのです。
※総務省統計局「住宅・土地統計調査」より
空き家が増加している理由
空き家の数が増えているおもな理由は、「人口減少」と核家族化による「世帯数減少」です。高齢化と少子化により全体の人口が減少し、高齢の世帯主が亡くなると、その家は空き家となる可能性が高まります。また、都市機能が発達するなかで、地方から都市部への人口流出、特に若者の地方離れが深刻です。これによって「実家」の空き家化が進行するケースが増えています。